ユーミンと横浜と、思うこと

 

荒井由美海を見ていた午後

私はユーミンの歌で当時の風景と感覚を共にしていた同世代ではありません。

 

私がこの曲名を知ったのは数年前。JRの駅に横浜の風景とともに歌詞の一部がポスターになっていました。

この曲名が呼び起こしたもの。それは遠く青く浮かぶ風景、丘の上で髪をそっと揺らす潮風。打って変わって午後、雲は薄らいで灰色の波間に日が射している。そして音もなく貨物船が一艘、渡ってゆく風景。

 

ユーミンが当時見ていた風景とは異なる風景かと思いますがどうしてこうもイメージできてしまうのか不思議です。

言葉という絵の具を使って風景描写をしている。ユーミンの曲と歌詞には心情的な共感ではなく色彩的なもの、時の移ろいを感じさせます。