距離を測る

思いついてみたり、決心してみたり、考えてみた挙句に面倒になったりと

それなりにつつがない日々を送っていたらあっという間に12月。

良くも悪くもそれなりに。

無味乾燥とした空気ではなくて、少しあたたかな温度の中で自分の気持ちは凪いだような。

嬉しいことや、悲しいこと、腹立つこと、100パーセントの際立った感情でなく、

常に曖昧な60パーセントくらいの感覚。36度くらいの少しぬる目のお風呂に浸かった時に

感じるお湯と体の境が微妙になる温度。

 

諦めた、どうでもよくなったとかではなく、少し客観的になって今よりも若かった時より大人になれたのかと思う。それが良いことか悪いことかはさておき、恐らくこれくらいのテンションでいられる方が長らく自分自身と付き合うには楽なのかもしれない。

それが多分自分の感情との上手な付き合い方。適度な距離感。

ここ数年、他人との距離感には敏感になっていたけれども、今年は、今思えば自身の距離感を測っていたんだなと思う。